手相 KY線とは
手相 KY線とは「空気が読めない人」が持つ線だそうで、初めて知ったときは随分驚きました。
上図の赤でなぞっている生命線と頭脳線(知能線)が離れている相のことらしいのですが、まぁおそらく手相を使ったエンターテインメントのために作られた言葉だと思います。
私個人的な観方ではちょっと違うのじゃないかなぁと思っています。
そんな単純な性質を示しているのは無いと考えています。
これは東洋手相術では『川字紋』と呼ばれる相です。
感情線、頭脳線、生命線の3本の線で『川』という字を書くように見えるからですね。
『川字紋』とは?
鮑 黎明先生の黄帝占術には
肉親は頼りにならず、自力で運を開き、聡明でやり手な情熱家。自由な束縛されない生活を好み、中年から晩年にかけて大発展するが、晩婚がよろしい。
とあります。
実際のところ、この『川字紋』を持っている方は行動力のある人が多く、束縛を嫌い個性的で情熱的な人が多いです。
人は変化を恐れやすいものですが、この相の方は変化を恐れずに前に進むことによって運を開いていく傾向にあり、自分自身もまたそうした波を乗り越えることに人生の手ごたえを感じるようです。
男女で少し傾向が異なる部分があり、男性は頑固で自説を曲げず自立心が強く、女性は負けず嫌いな面が強くでる傾向があります。
この自我の強さの部分のみを切り取って「KY」という言葉で表現したのかなぁ、と思ったり。
日本人は変化を嫌い足並みをそろえることを良しとする風潮が未だに残っていることが、この「KY線」という言葉を生み出したのかもしれませんね。
秘めたるパワーを押し込めようとする一種の「呪」とも言えます。
でも、正体がわかれば、「呪」は破れます。
記事)小鳥遊-たかなし-