小鳥遊 陽柊(たかなし はるひ)

こんにちは、小鳥遊です。
手相とタロットを中心に、「今」のあなたに必要な光をそっと読み取り、その人らしい未来を歩んでいくためのお手伝いをしています。
占いと出会ったのは12歳のころ。
初めて手にしたタロットカードに魅了され、以来、占術の世界に親しみ続けてきました。
高校時代には、神主でもあった恩師との出会いをきっかけに手相術に興味を持ち、そこから派生する占術や東洋医学なども学び始めました。
当時、恩師からは本格的な占い師の道を強くすすめられましたが、その時の私は「一度は社会で働いてみたい」と思い、ITの技術職を選びました。
キャリアと転機

約15年間、会社員としてシステムエンジニア・マネージャー職を経験しました。
けれどもその間も、占いの道から離れることはありませんでした。
仕事と家庭に追われる中でも、ふと人の手を見て感じることや、カードに向かって誰かの悩みに寄り添う時間は、ずっと私の心の深いところにあり続けたのです。
そして結婚・出産を経て、会社を退職。
2007年には、ソウルメイトでもあるChikaさんと共に法人を設立し、現在は講座・鑑定・執筆などを中心に京都で活動しています。
Chikaさんは占いはしませんが、事業運営や日常のサポートなど、“敏腕マネージャー”として私を支えてくれる、心強い存在です。
鑑定に対する考え方
占いや手相が示す結果は、「未来を予言するもの」ではありません。
私はそれを、「これまでの思考や行動がつくってきた、未来の兆し」だと捉えています。
たとえばカードに現れる象徴や、手のひらに刻まれた線。
そこに浮かび上がるのは、今のあなた自身が何を信じ、どう歩んできたかの軌跡であり、その延長線上にある“まだ見ぬ未来”のヒントです。
でも、占いはそれだけでは終わりません。
そこに「光」を見出し、希望の種を読み取ることが、占い師の大切な役目だと思っています。
厳しい結果が出ることもあります。
けれども、その中にある可能性や救いに気づくことで、ほんの少しの選択が変わり、新しい未来が芽吹いていく。
私は、占い師を「未来を決める人」ではなく、その人の中にある光を読み取り、必要なタイミングで届ける「読み手(Reader)」だと考えています。
占いは、人の人生にそっと寄り添うものであり、本来とてもやさしく、思いやりのあるものだと信じています。
これは、私が学ばせていただいた先人の占術家の言葉にも共通しています。
占いは、人間のかけがえのない人生のためにある。
占いは、人にやさしいものである。
いかに納得させて、不安をとき、勇気づけるかが大切。
そう語った先人の教えにも、私は深く共感しています。
どんなに厳しい結果が出ても、その中にある小さな「光」を読み取り、希望を届ける。
その人の立場を理解し、その人の未来にふさわしい方向を読み解く。
当たることも大切。でもそれ以上に、その人の心に寄り添うことが、何よりの占いだと私は思っています。
それが、私の目指す占いのかたちです。
手相講座への想い
手相はその人の歩みや個性が刻まれた“語りかける手”。
線の意味だけでなく、そこから何を感じ取り、どう言葉にして伝えるか――その“感性”こそが、手相を学ぶうえで最も大切だと思っています。
初代の銭天牛先生の言葉に、私はとても共鳴しています。
手相は人間の個性に密着し、感性を生かし、言葉を使って表現する学問である。
科学というよりは芸術に近い。あるいは一種の文芸といってよい。
同じ線でも、「明るさ」を感じる人もいれば、「迷い」を読み取る人もいます。
その違いこそが、“その人だけの感性”であり、だからこそ鑑定には意味があります。
私は、線の意味をただ覚えるのではなく、そこから何を感じ取るか、自分の言葉でどう伝えるか――その部分を育てていくことが、占いを学ぶうえでとても大切だと考えています。
講座では、基礎をしっかり学びながら、「感じ取る力」「言葉にする力」を育て、それぞれの感性で読み解くことの面白さと深さを大切にしています。
また、手相は対話のきっかけでもあります。
「この線、こんなふうに見えるね」と声をかけることで、人との距離が縮まり、気持ちがやわらかくなる――そんな、日々に役立つ“コミュニケーションツール”としても、手相を活かしていただきたいと思っています。
学ぶことで、相手を理解し、自分を見つめなおし、人生そのものを豊かにする。
そんな手相の世界を、一緒に探っていきましょう。
手相は、人生の答えを当てるためではなく、相手を理解し、関係を深め、自分自身をよりよく知るための、あたたかなコミュニケーションツールなのです。
学ぶことで、言葉の奥行きが変わり、関係性がやわらかくなり、自分自身の人生にも新しい視点が加わる。
そんな体験を、ぜひ一緒にしていただけたらと思います。
日常について
京都市在住。
二人の娘と、猫王子ふたりをこよなく愛する“親ばか”でもあります。
歳は途中でとらないことに決めているので、占い歴もずっと20年のままです(笑)。
休日はChikaさんとよく海に出没します。
京都市在住。娘二人、猫王子二匹を甘やかす親ばかです。
そしてあなたへ
未来をつくるのは、いつだって自分自身です。
誰かに決められるものでも、与えられるものでもありません。
今ここにある選択の一つひとつが、あなたの未来を静かに、けれど確かに形づくっていきます。
占いや手相がその手助けになることはあっても、決断をゆだねるものではないと私は考えています。
だからこそ、私は“読み手”として、あなたが自分の未来を自分の手で選び取っていけるよう、光のヒントをそっと差し出す存在でありたいと思っています。
もし、あなたが立ち止まったとき、あるいは、ほんの少し背中を押してほしいとき――そのときに、そっと手を差しのべられる占い師でありたいと願っています。
あなたの未来が、あなたらしくひらかれていきますように。
ご縁のいただける日を、心よりお待ちしております。
小鳥遊 陽柊(たかなし はるひ)