五行は星のエネルギーと星の運行
東洋系の占いでは五行が切っても切れないものです。
そしてそれを追いかけると東洋医学が避けて通れなくなります。
心身に現れるもの怪我であっても病であっても相であり、それはどの五行が影響するのかということを占断の手掛かりとします。
また、本人が見ること、経験することも相であり、それもどの五行が影響するのかということを占断の手掛かりとします。
こうしたものを「象意」ともいいます。
五行とは「木・火・土・金・水」を言います。
これを、私たちの身の回りにある樹木の木、火、土、金、水ととらえている方もいらっしゃるかと思います。
これはそれぞれの関係を覚えやすいようにと
・木が燃えると火になる
・火が燃えたら灰となって土になる
・土を掘ると鉱山があって金を生む
・金属の器には夜露がついて水を生む
というようなニュアンスで説明している占術の書籍が結構多いのです。
しかし、わりと古い占術の書籍にも書かれているのですが、実はこれは
・木は木星の微細なエネルギー
・火は火星の微細なエネルギー
・土は土星の微細なエネルギー
・金は金星の微細なエネルギー
・水は水星の微細なエネルギー
というのです。
この記述を読んだときは半信半疑でしたが、占術の学びの延長で竹下雅敏先生の東洋医学の講座を受講したとき、先生は
「この『木・火・土・金・水』というのは、それぞれの惑星の微細なエネルギーなんですよ。
昔の賢人の中にはそれがわかる人が何人もいたんでしょうね」
とおっしゃり、かなりカルチャーショックだったわけです。
そして、それらのエネルギーは人体を流れているのです。
交感神経を司るエネルギーは「太陽の十二経絡」、副交感神経を司るエネルギーは「月の十二経絡」と呼び、手や足を出入口として流れているというのです。
私たちは星のエネルギーでできている。
というのはちょっと大げさですが。
ここから先は小鳥遊の勝手な妄想です。
上記のように、それぞれの星のエネルギーでもって動いているとしたら。
生まれた時の生年月日・時間・場所で影響する星のエネルギー量は異なることでしょう。
また、個々の家の因果、墓相、土地相、家相、そして肉体の相でそれぞれのエネルギーを蓄える器のサイズが決るんじゃないかと思います。
これが、先天的な運命の器じゃないかと思います。
そしてこれらは、後天的に、食事や生活環境、対人関係や思考等で上限はあるものの、器のサイズが変わり、後天的な運命の器ができてきます。
日々星の運きがかわり、届くエネルギーの大小や質によって私たちの体調がかわり、心への影響がかわり、行動がかわりそして運命がさらに変わってく・・・。
そうしてそれらは顕著に相となって現れる。
あなたの手にも宇宙の影響が表れているのです。
そう思うと、私たちは星でできてるともいえるし、それらの星の影響を先読みしようとして命術を構築した先人の驚異的な叡智に圧倒されたりします。
なんかすごいな、これは本当に人類だけで考えたことなんだろうか、なんて思ったりもするのです。
深いですね。
記事)小鳥遊-たかなし-