本日は親指で観る財運です。
九羅紋
親指の第1関節と第2関節の間に、格子状、あるいは縦横問わずに複雑に細かい線が絡み合って現れている相。
これが蓄財の多寡を示します。
複雑なら複雑なほど、財を獲得し得ると読みます。
これを『九羅紋』と呼びます。
この『九羅紋』は臨機応変な決断力、行動力が高い人に出る紋と言われています。
親指は一番最初にできる指でその人の行動力を記録する場所なのかもとか最近考えています。
財富紋
そしてつぎに、親指の第1関節と第2関節の間の3等分したあたりの上部に明確な半円形の横線※がある相。
※指の関節線と同じぐらいのしっかりした線です。
これを『弁才紋』と呼びます。臨機応変に対応できる能力を持ち、困難な状況にあっても対処する才覚を持ちます。
これに最初の『九羅紋』を合わさると最高の『財富紋』に進化します。
こんな感じ。
これは若年期(20歳前後から)か、もしくは独身期の財運が良好なことを示します。
両親や祖父母からの遺産、親友や年長者からの贈与といった受領財から、本人の才覚を生かした事業所得による財です。
ギャンブルや宝くじといったものはありません。若年から老年まで、富の循環が続く紋といわれています。
一生食べるに困らない相です。
財富紋(亜種)
そして次にこれ。
親指の第1関節と第2関節の間の3等分したあたりの下部に明確な半円形の横線※があり、その下に『九羅紋』が出る相。
※これも指の関節線と同じぐらいのしっかりした線です。
この場合、その人は満42歳以後に事業の確立を果たし個人的な財産をも獲得し得るとあります。
占術をあれこれ研究しているとなぜか42歳転機説にぶつかることに。
おそらく星の位置関係かと考えています。
この相のある人は中年期以降の事業運が非常に好調と読めます。楽しみですね。
金花紋
親指の第2関節内にスターができる場合を金花紋といいます。
これは先祖からの莫大な遺産相続を意味しているそうです。
クライアント様で1名いらっしゃり、協力を得て経過観察しているところです。
(実際、その方は地元の名士の御家柄)
親指の意味するところ
ここから先は、手相を勉強したい人向けです。
親指は、祖先・家族・親戚との関係をよく表す指だと私は感じています。
これは、東洋手相術の中でも波木星龍先生が提唱されている八卦を気学で用いる角度で割り当てるとしっくりきます。
親指の付け根の膨らみ部分を『艮宮(ごんきゅう)』が配置されます。
西洋手相術では『金星丘』と呼ばれている部分ですね。
この艮宮は「家族」と「財産」を示すのでおそらくですが、上記『九羅紋』と『財富紋』を持つ条件はこの艮宮がしっかりとハリがあり膨らんでいることだと思います。
波木星龍先生の著書でも『急に盛り上がって厚みが増すと子宝を得る、予期せぬ財産を相続する』とあるので整合が取れているように思います。
少数ですが、実際そのような方がいらっしゃいました。
記事)小鳥遊-たかなし-