【手相 性格診断編】君の手のトリセツ
手を『四根説分類』してそれぞれの性質・傾向を前回紹介しました。今回はその分類を用いて対人関係に役立てようというお話です。彼を知り己を知れば百戦殆からず・・・ってほどのことは無いのですが、知っていると何かと対策も練りやすいわけで。ん?『対策』ってあざとい?でもそこまで考えるのは結局のところ、やっぱり仲良くなりたいんだよねってことで。そういうのって、私、好きです(笑)
自身の手や相手の手の型を調べるのはこちら。
それぞれの手の人のトリセツ、手相による性格診断編、書いてみますね。
地の手のトリセツー別名『写真家の手』『自然を愛する手』
地の手は掌が正方形+短い指の手の人。
感情と理性のバランス絶妙、そして実際に働き成果を出す人物。
アイコンとしてコートカードを観立てるならペンタクルのペイジ。
地の手の人って案外口数が少ないんです。っていうか余計なことは話さないんですよ。怒ってるわけではなく、頭の中で物事を分析していたり、状況を考えていたりしているのです。そして誠実であろうという態度が、言葉を選ばせるのです。人生に対する真摯さ、それこそ生きとし生けるものへの敬意といったものが根底にガッシリと流れているので、そうそう簡単には諦めないし、見捨てたりしたりはしない、すごく頼りがいのある人が多いのです。
そんな地の手の人に、何か話をもっていこう、賛同してもらおうと思うのであればある程度自分の中で整理して話すのが良いかも。
①何についての話か
②結論を先に
③それから結論に至った経緯
④問題点(あれば)
⑤重要点(あれば)
という順が妥当かな。それで地の手の人が黙ってるならそれは熟考している時。一度うなづけば、これほど頼りになる人はいないでしょう。
そして、一度首を横に振れば、難攻不落。方向性を変える、もしくは対処しきれないと思ったら頭を下げて一緒に方向性を見出してもらのが良いでしょう。
誠実な相手にムゲなことはしないのもこの地の手の人。
グダグダ言い訳して頭を使わない、手を動かさないとガツンとカミナリを落とすのもこの地の手の人。
地の手同士なら
阿吽の呼吸で、お互いやるべきことの分担もさっさと決めて責任をもって堅実に歩める関係。お互い勤勉で安心感のある存在。
風の手のあなたなら
相手はきちんとした型組、手順が好きな人と理解し、セオリー通りの良さというものを学ぶ機会としてとらえるのも良いかも。
火の手のあなたなら
あなたの楽天的なアイディアを地に足のついた建設的な案として変えてくれるのが地の手の人。あなたの燃え尽きやすい部分を補ってくれるのです。うまくいくためのポイントはあなたが短気を起こさないことにかかっています。
水の手のあなたなら
あなたの流されやすさをしっかりとせき止めてくれるのが地の手の人。ふわふわと現実離れした部分があるあなたにとって、地の手の人はがっしりとした重しのようなイカリ⚓のような存在。でもね、わかっていても、もう少しデリケートに扱ってほしいなぁと思ってしまうでしょう。
風の手のトリセツー別名『作家の手』『活発な手』
風の手は掌が正方形+長い指の手の人。
批判する攻撃性を持つが論理的な思考と行動がとれ、巧みにコミュニケーションをとる。アイコンとしてコートカードを観立てるなら剣(ソード)のナイト。
風の手の人って好奇心旺盛で多方面にわたって情報や知識を学ぶのが大好きな人が多いです。そしてその情報を実際活用して自分の人生に生かしていきます。時には自分で確かめて実体験し、成功失敗にかかわらず、その経験すら楽しんじゃいます。そしてそこから見出した自分だけの感覚、価値観をとても大切にして自分の生活にうまく役立てていきます。だからこそ、結構自分の感覚や物の見方、経験で取得した価値観を結構重要視しちゃうんで、四角四面の盤石な方法論であっても、伝統的な手法であっても、自分が実感できないモノ、自分の価値観にそぐわないモノの考え方は採用しがたいんです。
そんな風の手の人に何か話をもっていこう、賛同してもらおうと思うのであれば、『お試し』をして実際経験してもらうのが話が早いかも。いっくら御立派な話でも机上の空論じゃあね、、、、ってスタンスの風の手の人にはサンプルや試供品、もしくはミニ体験なんぞしてもらう。
それが難しい場合は風の手の人が『好きな人』『信頼している人』『興味を持っている人』が、評価してるよっていう情報を付加して伝えると良いでしょう。
『え、あの人が良いっていってるの?じゃあ、ちょっとその話進めてみようかなぁ(*’▽’)』
というフットワークの軽さが憎めない人なのです。そしてね、新しいものも大好きなんで、『これが最も新しいタイプの~』という話にも弱い(笑)
ここら辺が軽いとか思われがちだけど、どの経験も楽しめるというタフさを持つ風の手の人ならではのフットワークの良さなのです。
地の手のあなたなら
風の手の人ってなんか軽い。物事には順序や道理といういうものがあるのに、『やってみなきゃわからないっしょ』って突っ走っていってハラハラする。それにしても手より口がよく動くなぁ、お話ししすぎでは?って思ってしまう。
でも、打てば響くような情報力にはやっぱりすごいな、なんて思うわけですね。どんな結果も『経験、経験』と肥やしにしちゃうあたり、見習ってもいいかもしれないですね。
風の手同士なら
案外クールで知的な関係を築けちゃう。お互いの信頼関係が築けたら結構心地よいかも。どちらもお互いを理解しあい、そして経験を楽しむことができる。そして、二人ならもっと創造的に経験を生かすことができる。
火の手のあなたなら
風の手の人には自由を与えることがポイント。なんせ風の手の人は縛られるのがキライだから。そして結構頑固で譲ってくれなかったりするので。でもこれだけは守ってほしいというラインはきっちり話し合ったほうが良いと思います。守ってほしいラインを保証されるなら、度量も広く受け止めることもできるというものです。
水の手のあなたなら
風の人とは創造的な関係性を築けそう。水の人が夢見る世界を実際の世俗的な現実世界にうまく着地させるだけの情報を与えてくれます。でもちょっとね、風の手の人ってクールすぎて冷たく感じてしまうかも。も少し、優しくしてほしいなぁ、なんて思うかも。
火の手のトリセツー別名『運動選手の手』『外交的な手』
火の手は掌が長方形+短い指の手の人。
身体の本能的な欲求、自己主張、野心、そしてリーダーシップ。
アイコンとしてコートカードを観立てるなら棒(ワンド)のキング。
火の手の人ってリーダー力というかまとめ役の素質があって、ぱっと見はその場を支配したいのかなと思われるけど、実際は調和型。そして目的志向といいますか、方向性がはっきりしたら結構最短距離を目指す方です。
挑戦とか冒険とか、そんなワードが結構好き。ヒーローとかね、ヒロインとか。そんなキーワードもしっかり受け入れてます。でもね、好きなんだけど案外慎重派。そして人には見せないけど繊細なんだよね。ガッと燃えるのは自分の存在を感じるのに結構必要だったりして、そしてその経験がスキルとして残る事がなく(←いや、ホントはスキルとしてすごいんだけど本人が認めない)燃えつくしちゃうので自信に繋がりにくい。だから、本人なりに失敗しないように情報収集するんだけどこれが的外れな情報になることもシバシバ。良い参謀なりマネージャーが居て、応援してくれたらかなり伸びる人。
自己表現も得意なほうで、大衆性にアピールする能力にも長けている人が多いです。そのためか、他人に自分がどう見られているかを気にする人も多いです。
そんな火の手の人に何か話をもっていこう、賛同してもらおうと思うのであれば、何よりその目的に共感を得ることが最優先です。目的のためなら手段を選ばないという強気な面もあるのですが、そこまで至るにはよほど目的が自分の意志にあうものでなければ動きません。どうしても動いてほしいのであれば周囲のメリット、自身へのリスクの少なさを訴えかけるのが良いかも。人のために何かするのも好きなんです。
地の手のあなたなら
火の手の人とは建設的な関係を築けそう。どちらも熱心に物事に取り組みます。でも火の手の人の冷めやすさが出たら一気に動かなくなるので、地の手の人はちょっとイライラしそう。火の手の人が冷めやすさが出る時って実は自身の手に余る、能力不足な時が多いので、そこを理解して作業の分担を見直してあげるとまた立て直しが効きそうです。
風の手のあなたなら
火の手の人とは最初は意気投合しやすそう。なんせどちらもコミュニケーション能力が高く社交的なほうなので。でも、火の手の人には『安心』を与えないと長続きしません。案外ニコニコと許容してくれるようでいて内心嫉妬深いのも火の手の人の特徴。周囲の目をとても気にするところもあるので、メンツをつぶすような言動は抑えてあげて。
火の手同士なら
すっごく刺激的な関係。どっちも情熱的で直線的でそれでいて繊細で慎重というアンバランスさがお互いどうでるかで、まるでジェットコースターのような感じ。わぉわぉわぉと楽しんでいるときはいいけど、たまに疲れちゃうことも。自分より相手の気持ちをいかに尊重できるかが関係性の良さを保てるポイントだったりします。
水の手のあなたなら
結構うまくやっていけるかも。繊細な部分が共鳴できるのです。水の手の人の細やかさや愛情深さが火の手の人を安心させますし、火の手の人の調和型のリーダーシップが水の人を無理させずにうまく助けてくれます。
水の手のトリセツー別名『占星術師の手』『繊細な手』
水の手は掌が長方形+長い指の手の人。
周囲に流されやすく誰かに頼る弱さと、思いやり深い行動と慈しみの言動と愛することの強さ。
アイコンとしてコートカードを観立てるなら杯(カップ)のクィーン。
手のひらは上下に指は縦に、長ければ長いほど創造性が高く感受性が豊かになる傾向があります。その極みがこの水の手の人。自分の感性や感覚をとても大切にする芸術的で大変慈愛深い。そのためか、この手の人は人を癒したり助ける仕事、芸術的な創造性のある仕事を好む人が多いのです。結果として出世したり有名になったり資産構築できたりすることはあっても(そして実際そういう人が多かったりもする)、それを目的として物事に取り組むことには抵抗を感じるようです。自分の感性やライフスタイルを大切にしたいことの方が大事なのです。
そんな水の手の人に何か話をもっていこう、賛同してもらおうと思うのであれば、社会貢献度の高いもの、まだ見ぬ未来の子どもたちのためになるもの、誰か困った人のためになるもの、そうした公益性の部分のアピールが大切になってきます。
逆に儲けや売名的な要素を出せば出すほど、壁を作られてしまいます(笑)
またなかなか決断できなかったりや行動までがマイペースでスロースタートだったりします。が、そこを強く急き立てると壁を作っていく一方ですので、責めずに決断できるだけの材料や意見を提供して決断まで導く、大きなスケジュールを提示して困る人がでることを伝えて進捗をある程度コントロールしてあげるなどのサポートができれば、水の手の人の才能がより生かされそうです。
地の手のあなたなら
水の手の人がもつ感性に感化されてより洗練された世界を知ることに。でも、それも行き過ぎると地の手の人には非論理的に感じるかも。『夢だけじゃあご飯は食べられないよ』『誰かが泥臭い仕事をしてるからこの世界はまわってるんだ』とついつい言いたくなることも。でもそんなことも水の手の人は十分わかっているのです。そしてまた、そのことも地の手の人もわかっています。地の手の人がまるっと全てを受け止めると覚悟できると最も化学反応が起こる関係性です。
風の手のあなたなら
水の手の人が持つ創造性がすごく刺激的に感じ、まだ見ぬ世界への日々に知的好奇心でもって惹かれます。そしてその創造性をこの世界に落とし込むだけの情報収集力を持つ自身の存在に非常に価値を見出すことができます。お互いの必要なところを十分に補う関係性といえます。ただ1つ難点な部分があるとすれば、水の手の人が持つ独占欲。風の手の人はそこに窮屈さを感じるかもしれません。
火の手のあなたなら
水の手の人とお互いとても情が深いので、労わり合い思いやり合う関係に。特に火の手のあなたがリードできれば、水の手の人も安心が増します。水の手の人は火の手の人の自尊心を傷つけることなくサポートできるだけの賢さがあるので、実際は水の手の人がうまくコントロールしてる節もありますが(笑)火の手の人も水の手の人も独占欲が強い部分があるので、そこがお互いの関係性を強化させていきます。
水の手同士なら
どちらも芸術的な非常に洗練された関係性を築けそうです。魂的なふれあい、精神的なつながりといったものをとても大事にします。反面、世俗的な対処にどちらもうとく、現実を見ずに理想を追いかけてしまいがちなので、現実的な生活では苦労しがちな面も。そういう場合は、また別の人の情報力や世俗対処力(風の手の人なんかがうってつけ)を借りるとよいかもしれません。
対人関係は現代人にとっては非常に大きな悩みの種。手相 性格診断編が少しでも相手の理解に役立ちますように。
記事)小鳥遊-たかなし-
※手の画像モデルの一部は『手を読む技術』(ロリー・リード著・産調出版)よりお借りいたしました。