手相鑑定でその方の性格を観るのに、手の形が結構重要視されますが、掌の中にもヒントが隠されています。
複雑な線と線との絡み合いを読み解くのではなく、さっと見て占断できる方法を紹介したいと思います。
一応私なりの言葉を書いていますが、大事なのは、実際にその相を見て感じるあなた自身の印象です。
占い全てに言えますが、特に相術の妙味は占い師が観て感じ入りそれを自身の言葉で伝えることにあります。
手相で性格を知るのに役立つ秘密のエリアはここ
それは、頭脳線(知能線)と感情線で囲まれた『方庭』と呼ばれるエリアの形で観るのです。
ここは社会的な交際領域、そして第三者への度量の範囲を示すということを念頭に占断していきます。
この「社会的な交際領域、そして第三者への度量の範囲を示す」っていうエリアなんだということだけ覚えておけば良くて、その形を見てどう感じるかが大事です。
それぞれ別ページにて参考例を図示して解説していきます。
性格とともに適応する職業のジャンルも併せて紹介します。
接客をされている方、教育にかかわっている方、人事配置や採用のときなど、こうした手相の見方をしっておけば、相手の性格を掴みやすいので対応がしやすくなるんじゃないかと思います。
オールマイティ型|温和で一般常識に富む適応力の高い人
技術者や専門家に適職がある相・干渉を嫌うロマンチストの相
冷静で意志の強い分析家
自分本位になりがちな利害のみ追及する人
商売熱心で弱きを助ける人
正直で妥協を許さない人
仕事熱心だけど利害中心に捉えやすい人
仕事や物事へ『執着』ともいえるこだわりを見せる人
以上は、『波木星龍先生の神占開運暦』を参考に、実際の鑑定での状況・実態を可能な限り加味させていただきました。
形から得られるイメージが大事
いくつか代表的な形のパターンと傾向、分析を紹介しましたが、大事なのは方庭の形から得られるイメージです。
方庭エリアが広く安定して見えるのであれば、やはりそうした安定した性質をその人はもっているのです。
ゆがんだ形や、いびつに思えるのなら、どこか偏りのある性質、極端な性質をその人はもっているのです。
線の一部が破れてしまっている、線があちこち分かれていて方庭が四角形を成してないなら、しっかりと第3者をうけいれるのが困難なわかりにくい複雑な性質をその人はもっているのです。
あなたが相手の方庭に入るとしたら、どんな感じがするかなぁという感じでとらえてみると良いかもしれませんね。
記事)小鳥遊-たかなし-