【心が整う運のお話|Vol.32】「なんとなく気が進まない…」その感覚は、運を守る大切なサイン

行かない選択にも、運は宿る
なんとなく気が進まないとき。
理由を聞かれてもはっきり言えないし、自分でも「なんでだろう」と思ってしまう。
けれど、その「なんとなく」は、実はとても大切な感覚なのかもしれません。
人は日々、無数の選択をしながら生きています。
その中には「行く」「やる」「受ける」といった動く選択ばかりでなく、「行かない」「やらない」「断る」といった引く選択も含まれています。
ところが、世の中は「やること」に価値を置きがちです。
何かをすることが善、何かに応えることが優しさ、相手に合わせることが協調性。そんな空気の中で、「気が進まないから行かない」と言うのは、わがままに見えてしまうこともあるでしょう。
でも、「行かない」「断る」という選択にも、たしかな意味があります。
それは、自分の感覚やリズムを尊重するということ。つまり、「自分を大切にする」という選択です。
たとえば、急なお誘いがあったとします。
「会いたいな」「行ってみたいな」と感じたら、それはきっと流れに乗るタイミング。
けれど、「うーん、なんだか気が進まないな……」という引っかかりがあれば、それは避けるべき何かがあるという、心のサインかもしれません。
私たちの内側には、言葉にならない知恵があります。
それは直感だったり、第六感だったり、あるいは経験による感覚の記憶かもしれません。
頭で考えるより先に、体や心が「違う」と教えてくれることがあるのです。
そして、その感覚に従って「行かない」ことで、
実はとても大切なものが守られている──ということも、人生にはあるのです。
たとえば、ある日出かけるつもりだった場所に行かずにいたら、後で電車が止まっていたと知った。
あるいは、ピンとこなかった飲み会を断ったら、別の日にもっと素敵な出会いが待っていた。
そんな偶然が何度か重なるうちに、
「行かないという選択も、運の一部なのかもしれない」
そう感じるようになった、という人は案外多いのです。
運をつかむというと、何かを頑張って手を伸ばすイメージがあるかもしれません。
けれど実際の運は、むしろ「引くこと」「間合いを取ること」「静かに見送ること」で整っていくことも多いのです。
何もかもに応えすぎてしまうと、心も運も疲れてしまいます。
ときには「断る」ことが、運を回復させる“浄化”のような働きをしてくれるのです。
無理して付き合うよりも、少し距離をとって自分の感覚に立ち返る。
誰かに気をつかいすぎて消耗するよりも、「今回は遠慮しておきます」と自分の心を守る。
その「断る勇気」が、めぐりめぐって、あなたにとって一番心地よい人間関係やタイミングを運んできてくれる、そんなこともあるのです。
「行かないことで守られる運がある」
この言葉は、決して大げさではなく、実感として胸に刻んでおきたい言葉です。
今日、なんとなく気が進まないと感じているなら、
無理に理由を探さず、「今はそういうときなんだ」と受け止めてください。
自分の気持ちを尊重し、静かな選択をしたその瞬間から、あなたの心にはひとつの整った運が宿るのです。
記事)小鳥遊
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