血と葡萄(1)|タロット 象徴

血と葡萄(1)|タロット 象徴

子どもの頃、ゴレンジャーという秘密戦隊の番組がありました。

ゴレンジャー

(石森プロ・東映さんからお借りしました)

赤・青・黄・緑・桃の各色の戦士が活躍するのですが結構な人気で。
このあとスーパー戦隊シリーズという形で今もまだあるみたい。

そして大抵リーダーは『赤』なのです。
『赤』はだって情熱の色だもん。って思うのだけど、こうして色によって性質が表されるのってよくあることと思います。

私はタロット占い師でもあるので、ウェイト版における『赤』についてちょっと書いてみようと思います。ウェイト版の話だけど、シンボルや象徴を知っていると何かと思考の幅が広がるといいますか。そんな気がします。

赤はキリストの『血』を表すこともある

ウェイト版のタロットカードに赤の象徴を感じる時、それは時々キリストの血を示しているのだなぁと思うことがあります。
ではその視点でいくつかのカードを見てみましょう。

『Ⅰ.魔術師』

魔術師ータロット 象徴 赤

赤の薔薇と彼が身にまとう赤いローブ。
キリスト教のシンボリズム辞典には『赤い薔薇』は人間の贖罪のために十字架で血を流して死んだキリストを表すとあります。赤は血を示しています。
つまり赤は殉教・受難を示す色とも言えます。

混ざるように花開かせる白百合は生まれたキリストに乳を与える処女受胎の『聖母マリア』のシンボルです。

これをさらに抽象化すると赤は男性原理の象意、白は女性原理の象意といえます。

魔術師のカードを見て・・・白い服に赤のローブも咲き乱れる赤い薔薇と白い百合、これらは男女の合わさりより命の創造、世界の創造とも読めます。
でも赤には殉教、受難の意味も含みますので『エイヤッ』と彼は魔術で何かを生み出そうとはしますが、一筋縄ではいかないという予兆を含みそうです。

いずれにしてもまだ始まったばかりですねぇ。道具に手は付けられておらず、変化もこれからって感じです。

つまり、キリストの流した血を象徴する赤は
〇殉教・受難を示す
〇男性原理を示す
と。男性原理といえるリーダーシップを取り受難を乗り越える赤がスーパー戦隊のリーダーの色っていうのもうなづけますね。(そこかいw)

『棒の2』

この魔術師に出た赤薔薇と白百合のシンボルを持つカード『棒の2』を見てみましょう。

棒の2・ワンドの2

壁に描かれるのは2輪の赤のバラ、同じく2輪の白百合、これらを組み合わせて十字架になっていますね。魔術師のカードでは野性味あふれる姿でしたがこちらは壁画というのもあってか、随分シンボリックです。

しかも、十字架。今ではキリスト教を代表するモチーフですが元は磔につかった処刑具です。贖罪のために磔にされたキリストを彷彿とさせるので、ここでは受難の意味合いを非常に強く示しています。

空の色はその登場人物の心証を示すことが多いのですが、どんよりとした灰色は決して喜びに染まっているとは言えません。重苦しさがのしかかるようで、手にした権力や富の喜び以上に立ちはだかる受難を予感しているようです。

頭にかぶる帽子にみられる色も赤。ローブはやや暗い色調ながら赤を帯び、その立ち姿から男性原理を強く(だけど暗く、厳しいことを全身で理解している)示しているようす。さらなる創造、権力、富、主導権・・・そういったものを望んでいるということでしょうか。

『棒』『2』ですから受難と創造のエネルギーのぶつかり合いといった感じです。

『Ⅴ.法王』

キリスト教といえば法王でしょ、そこにも赤の衣服を着た法王や赤薔薇と白百合が描かれているもの、ということで見てみましょう。とはいえこの法王は、私たちがよく知るローマ法王ではないようです。

法王

ローマ法王(今は教皇と表記するのだったっけ)であれば「THE POPE」となるので、どうもここに描かれているのはある町のある教会の司祭長、という立場のようです。

僧侶はそれぞれ「赤薔薇」と「白百合」の衣服を身につけていますが、、、うーんなんか、厳かでない気がしてなりません。まさに絵にかいた形だけのシンボルかなと。(ごめんなさい、先に謝っておきます)

赤い床にはペテロがイエスから授かったとされる2本の鍵もありますが、神聖な鍵を足元の床に置くとか、どうなのでしょうか。金と銀で描かれるのが常だけど、どう見ても一色です。

背景の石でできた柱は世俗の世界を示すとも言われていますから、どうも俗っぽさが払拭できません。

となると、この法王がまとう赤は、殉教・受難よりも男性原理の権威権力のほうが強く感じてしまいます。

法王という役職が持つ慈愛や道徳、善良さや常識といったものを執り行われてはいるものの、どうもそれって形式だけだよね?って感じてしまいます。

個人の感想です(笑)

まだ続きますがとりあえずは猫
さてちょっと長くなったので、続きは『血と葡萄(2)』へ譲ることとして、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

記事)小鳥遊-たかなし-

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